推させてください

映画とかドラマとか、数多いる推しに関することを書く筈がほとんどプロレスの話しかしてない。飯伏幸太選手推し

燃える星に焦がれる

 

こちらはぽっぽアドベント 2つめ 10日目 あだもの回です。

 

ぽっぽアドベント

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初めての方もお久しぶりの方もこんばんは、あだもです。

昨年はぽっぽアドベントでプロレスとカメラの話を書きました。

今年もアドベント企画に参加させていただき感謝いっぱい!素敵な文章がいっぱいでこの中に参加させていただくことにドキドキもいっぱいです!企画のはとさん、ありがとうございます!今年は増量して3つのカレンダーで様々な方の記事が読めてとってもウキウキしてます。

 

 

お題は、変わった/変わらなかったこと。

 

今年はコロナウイルスの状況下で生活の変化を余儀なくされたり、仕事が変わったり、変化は数えるとキリが無いくらいにあった。

生活習慣から変えなければいけなかった日常で、変わったことは勿論プロレスにも。

 

試合の中止、無観客試合、観客動員を減らしての興行再開。

 

変わらざるをえなかった期間に加えて、変わらなかった2ヶ月の話もしたいと思う。

 

◇第1試合

 

1月の新日本プロレスはお祭り期間だ。

年始の東京ドームで行われるビックマッチから始まり、中旬からはメキシコにあるCMLLという団体の選手を招いてFANTASTICA MANIAというシリーズが開催される。

普段日本では見ることができないCMLLのトップ選手たちが、新日本の選手とタッグを組みつつルチャリブレを魅せてくれる。お祭りのようなシリーズであり、シーズンでもあるのだ。

 

2019年1月に初めて試合を観に行った時は、ファンマニ後のシリーズで、このルチャのお祭り的存在を知ったのは春頃だった。豪華な顔ぶれと過去の試合を見たときの胸踊る気持ちに、次は観に行くぞ!と決めて、2020年は京都で観戦した。私にとって初めての西日本遠征だ。

飛行機に乗り、バスに乗り、観光を兼ねての観戦は普段運動不足な私にとってなかなかしんどかった。

同時にめちゃくちゃ楽しかった!新日本の選手とは異なる空気感をまとったルチャドール達の華麗な飛び技。熟練の技術、ジャベ。クラシックな形からきらびやかなものまで、選手それぞれのコスチュームとマスク。一級品のルチャリブレを堪能出来た時間。そしてステンドグラスがある会場。そんな場所でルチャの祭典を生で目にすることが出来て、幸せ以外の言葉が思い浮かばない。

ファンタスティカマニアの良いところは、新日本の選手が普段とは異なる姿を見せてくれる機会でもあるところ。

それは棚橋選手のフェイスペイントだったり、選手のコスチュームだったり、普段は見られない組み合わせでの試合だったり、あるいはキャラクターだったり様々な形で見ることができる。対新日本の選手では見られない攻防を垣間見ることが出来るのも楽しみの一つ。

他にはない特別感、それがファンタスティカマニアなのだ。

この状況なので来年は開催のめどが立っていない。シリーズも西日本も、行けるとき行きたいときに行くことが出来て良かった。

 

2月には推しの飯伏幸太選手のイベントにも参加した。

ちょうどコロナウイルスの影響が広がりつつあったころで、握手会を予定していたイベントは急きょトークショーとサイン会に変更になった。

握手会で記憶が飛びがちな私にとっては、形が残るサイン会は嬉しかった。200人近いファン一人ひとりの目を見て丁寧にサインする飯伏選手の姿がとても印象的で、これからも応援し続けるとかたく誓ったのを覚えている。トークショーも運良く前方の席に座ることが出来た。このときはまさかこれからしばらくイベントはおろか試合さえ出来ない日が続くとは思っていなかったので、ただただ推しのイベントに参加出来て近くで見られることを喜んでいたけれど。今振り返ると参加していなかったらきっと今ものすごく後悔していただろうなと思ったので参加して良かった、本当に。

推しは推せる時に推せ。に合わせて、イベントは行けるときに行け。も心に刻んでおきたいと思った2020年のはじめ2ヶ月だった。

 

◇第2試合

 

3月には予定されていた試合が中止になった。

最後の試合は2月末の沖縄大会。

3月頭の旗揚げ記念日には旗揚げ記念大会が予定されていて、そこでは人気ユニット2人の階級を越えた師弟対決が予定されていた。突然の中止に落胆したファンも多かっただろうし、私自身も残念に思った。団体としても苦渋の決断だったと思う。この時の決断があったからこそ、今試合を再開できているのだと思う。

 

中止になった試合に代わるようにオンラインで配信されたTogetherプロジェクト。

普段は見られないような、選手が過去の自身の試合へコメントする企画、インタビューや対談といった企画は試合中止のさみしさを埋めて笑顔にしてくれるような楽しいものだった。実現しなかった師弟対決も、いつか来る運命の日への持ち越し。そう思えば、いつかのその日が楽しみになった。

 

旗揚げ記念日の後にはNEW JAPAN CUPという毎年春に開催されるトーナメント式の大会が予定されていて、私は決勝と準決勝を現地で観戦する予定だった。

それももちろん中止。その時はまだ先行きも分からない状況で、まだ見られないのかと落胆した。

試合が見られない毎日になんの意味があるんだろう。

そのくらい自分にとってプロレスというものが日常に食い込んでいたし、毎日を頑張る意味になってた。

 

◇第3試合

 

試合が再開されたのは、沖縄大会から110日後。他のジャンルに比べるとまだ早い方かもしれない。

最初は無観客試合、NEW JAPAN WORLDの配信で。

配信前から画面の前で待機。普段ない試合前の選手インタビューで元気な姿が見られることを喜びつつ、何故かいつになく緊張した。普段歓声が溢れるリング上がシンと静まっていて。その中で試合が始まるのがとても不思議だった。肉体が肉体を打つ音がやけに響いて、選手の息遣いや普段聞こえないリング上での会話まで聞こえる。

今思えば選手にとってもファンにとっても、特殊で、不思議で、特別な試合期間だったと思う。

 

そしてこの頃から、棚橋選手が感情を溢れさせ涙をこぼすのにつられて私も泣いてしまう現象が発生するように。泣き上戸というか涙脆くなった棚橋選手の感情の吐露が私の心を揺さぶるのだ。

エース棚橋選手とゴールデンスター飯伏選手がタッグを組んで出来たゴールデンエース。二人がタッグで試合をするだけで爆発的なインパクトとエネルギーがあるのに、バックステージコメントで世代交代や新日本における棚橋選手・飯伏選手の立ち位置の変化を思わせる場面に何度も出くわしてしまって全私が泣いた。楽しみでありながらも、何かの終わりがここから始まってしまうのではないかとハラハラもした。

今はタッグとしてはいったん終わりというか、お休みになって。棚橋選手が引退するわけでも飯伏選手がエースになり代わるわけでもないけど、ゴールデンエースがもたらしたもの、これからの新日本にもたらすものは決して少なくはないように思う。

ゴールデンエースはまた結成されるかもしれないし、されないかもしれない。ずっと同じパートナーと組んで試合をするのはプロレス界でも珍しいことなので、期待も出来ない。でも棚橋選手と飯伏選手がどこか、何かつながる運命があるならきっと対角線上に立つことも、同じコーナーに並び立つこともまたあるのだと信じてる。

 

◇第4試合

 

試合は再開したものの、当然ながら人数を制限しての開催。本格的に全国を回って、ツアーシリーズが開催出来たのも秋から。

サイン会や撮影会といったイベントは久しく行われていない。

入退場時のハイタッチや、棚橋選手のタオル拭き(棚橋選手のグッズタオルを差し出すとそれで汗を拭いて返してくれるというファンサービス)のようなふれあいもコロナの状況下で変化した。

 

そう、エアハグの誕生である。

 

普段からファンサービスに余念の無い新日本のエースこと棚橋選手があみ出した、一度に画面の向こうの1万人をも抱けるエアハグ。

エアハグTシャツにエアハグタオルまで発売されたのは正直これは…と思ったけど。直接触れられない目の前のファンも、会場で観戦出来ないファンも、全てのファンの心を抱きしめて離さない。棚橋選手のエアハグはコロナ時代の新しいファンとの形なのかなーなんて思う今日も、画面越しのエアハグに心を抱かれている。

ちなみに推しの飯伏選手は自分のグッズを見つけると指差しやエアグータッチをしてくれる。神。数ヶ月ぶりの会場観戦でタオル持ってたら頷いて指差しをしてくれた。流石に口から心臓が飛び出るかと思った。推し、すごい。

 

昨年から推しも増えた。

飯伏幸太選手、SANADA選手、そして高橋ヒロム選手。

強くてかわいくて面白くて最高で唯一無二なみんなのヒロムちゃん。

2020年はエモが溢れる熱い試合とエンターテイメントを届けてくれている。リング上の姿は勿論のこと、ヒロムちゃんはリングの外でも眩しい人だ。魂を燃やして熱を発しながら、ファンに様々なものを見せてくれる。

ヒロムちゃんにはアイドルイズムというか、ファンに対する距離感の上手さを感じる。きっと彼はファンに対して真摯で、対ファンのプロなんだと思う。ファンを楽しませて応援してもらうことのプロ。

ヒロムちゃんのキャラクターも、試合も、応援したくなるような何かがある。ひたむきさ、想い、何度でも立ち上がる姿が胸を打つ。声をあげていい状況なら大声で彼の名前を叫びたい。彼ならジュニアとヘビーという階級差も超えてトップに立ってしまうのではと期待してしまうほどの勢いと強さ。

そんな推しが今年は増えた。

 

セミファイナル

 

プロレスという世界の中では全員が主人公。

誰もがその人にしかない歴史を持っていて、ファンは好きな選手のレスラー人生に寄り添うような気持ちで応援していける。そんな魅力がプロレスにはある。単純な勝ち負けなら、明らかな勝敗がつくスポーツを見る。それだけじゃないからプロレスは面白い。ただの勝敗だけを求めていないからプロレスが見たい。

人生の中で自分が脇役のように感じる時。自分の人生の物語の中に、自分自身が立っていないような気持ちになる時。そんな時にそれぞれの場所で心を燃やして輝くプロレスラーをみると、元気がもらえる。明日ももうちょっと頑張ってみようかなと思える。

改めて私にとってプロレスが、日々の糧で、心を温めてくれるもので、熱くしてくれるもので、支えだと知った。

 

正直に言えば業界に対する疑問もある。自分の視点が変わって見えるようになったもの。英国マット界で起こったムーブメントに何もコメントも無かったこと。外見を揶揄するコメント。引っかかることが無い訳ではない。

でもダメなことにNoを言ったり、意見を出して行動出来る選手もいる。だからまずは私も知ることから、そしてそんな選手を応援していくことから。僅かな歩みだけど始めたい。

 

◇ファイナル

 

さてなぜ私が10日のこの日を選んだかというと、

明日はBEST OF THE SUPER Jr.27とWORLD TAG LEAGUE2020のダブル決勝戦日本武道館で行われるから!

しかもCSテレ朝チャンネルで中継がある!

推しの、ヒロムちゃんが、決勝で、日本武道館で、ファイナルで、戦う日。

プロレスにはいろんなストーリーがあって、それぞれの選手の関わりとか因縁とか運命的な偶然とかもういろいろあるんだけど、12月11日 日本武道館のメインイベントで戦うのもそんな何かがある二人。

正直どの試合も見どころがあるけど、高橋ヒロムVSエルデスペラードは絶対に、ぜったいにすごい試合になる。

試合は12/11(金)18:00開始、ヒロム選手とデスペラード選手の試合は第6試合。見れたら見てください。これがプロレスの入り口かもしれないし、そうじゃないかもしれないし、見てみないとわからないよ!ね!

 

 

以上、ぽっぽアドベント2つめ12月10日担当あだもでした。

明日は、藤見よいこ✊『恋い恋いつづり』連載中さん、たぬきさん、ふじおさんです。楽しみーー!



 

◇バックステージコメント

今年もあるよ!

この1年で撮った写真(あんまりないけど)!!

 

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髑髏のマスクがカッコよさしかないSANADA選手

今年コスチュームチェンジしたのでこちらは旧コスチューム。旧の海賊っぽさと、柴犬みたいな金髪パーマが好きでした。

新コスチュームはこちら↓

 

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胸筋がすごい

 

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新日本プロレスの太陽神 棚橋弘至選手

今年は鉄の意思が強い!お休み期間に一番身体つきが変わった選手。新日のエースとしてリングに立っていてくれて感謝…!

 

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激しさと楽しさと色気が融合する高橋ヒロム選手

高橋家にはダリルとナオルという猫がいます。グッズもあります。今月ヒロムちゃんのスタイルブックが発売されます(すごくない…?)

 

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ムキムキかっこかわいいのジャンルを確立しつつある飯伏幸太選手

今年は昨年に続いてG1優勝、2連覇を成し遂げた推し。今年も推せる選手でいてくれてありがと~~!!好きです!!

 

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キャラクターみの強いビジュアルが目を引く グレートオーカーン選手

新日の新たなSNS上手。かっこ余とか愚民とか独創的です。自分の意思で海外遠征に行って、自分の意思で帰って来た。自分で道を切り開いていく人。

 

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あっこれ私に声援求められてる!?!?!?!?ってなったやつ

 

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人間の背中ってこんなに割れるん…?

 

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1月に観戦したFANTASTICA MANIAで撮った写真たち。きらびやか!この楽しい雰囲気が伝わるといいなあ。